






雲は気候に影響が及びやすいので様々な形に変化します。そのことからも日本では雲をモチーフにした文様の種類は数多くあります。この錦では、雲を茸の霊芝によく似た形「霊芝雲」で表現され、瑞雲といい吉祥文にあたります。その瑞雲を濃淡の古代紫色と金糸で織り上げた錦を男雛と女雛に着せ付けました。屏風には手摺り唐紙の「影日向小桐文」を配し、衣装の雰囲気とともに、コンパクトながらも荘厳な雰囲気の雛飾りです。
古典の色遣い 襲ね(かさね)の色目は「山吹の匂い」です。
※手づくりのため、画像とは柄行が異なる場合がございます。
間口40cm×奥行40cm×高さ25cm