











西洋の詩と和の伝統が重なる、黄金のひととき。
西洋のファブリックブランド「FISBA(フィスバ)」社の逸品〈poem〉との出会いから生まれた、小さくも格調高い親王飾り。
その光沢と絶妙な配色に一目ぼれし、手にしたその日から、私たちはこの生地で雛人形を創ることを決めました。
織り込まれた地模様の上に重ねられていたのは、繊細なシルクオーガンジー。その存在に気づいたのは、鋏を入れた瞬間でした。素材の奥深さに驚き、改めて“重ね(kasane)”の美しさを感じたのです。
衣装の襲(かさね)の色目には『紫の薄様(うすよう)』を配し、格式とやわらかさを併せ持つ装いに。
屏風には、金の鳥と花をあしらった手摺唐紙〈金花鳥〉を、
飾台には桐箪笥作家・秋山利広氏が手がけた桐製の軽量台を用い、どなたにも取り扱いやすい設計に仕上げました。
西洋の美意識と日本の伝統が、互いの光を引き立て合う一組。
未来を担うお子様の健やかな成長と、文化の継承への願いをこめてお届けいたします。
※手づくりのため柄行が画像とは異なる場合があります。
※画像の色味と実物とでは微妙な差異がでる場合があります。
寸法:間口55cm×奥行30cm×高さ23.5cm