





鎌倉時代の作風の大円山鉢に、星を隙間なく打ち込み、大きな鍬形と共に重厚感を醸し出しています。その大きな鍬形を支える鍬形台は、兜の鉢のカーブに馴染むよう形成され、そのことは安定感をもたらすだけでなく、見た目にも安心感と美しさを醸し出しています。吹き返しの革遣いには、印伝の技法で亀甲花文様を描き、クラシカルな作風の中に洗練された印象を与えてくれます。
畳敷きの飾台に、金箔押しの屏風を背景に鎮座する兜姿は、コンパクトの中にも歴史、文化、伝統、技法が凝縮した桂雛の甲冑飾りです。
鍬形:梨地仕上げ、猪の目 縅糸色遣い:縹色、濃紫色
※手づくりのため柄行や色調などが画像とは異なる場合がございます。
※屛風や飾り台など装飾品を含めた価格になります。
寸法:間口55㎝×奥行35㎝×高さ37.5㎝