








古より柊のもつ棘が魔除けを意味し、平安時代から門口に飾る風習が見られます。また節分には「柊鰯」を門口に飾る風習が色濃く残ります。その魔除けの意味を持つ柊を、彫金の技法で兜の装飾を施した作品です。
時折、古の兜には作り手の遊び心が垣間見れる作品が見られます。こちらの兜も類にもれず、柊の装飾の中に一匹の鰯が隠れています。
古より風習として伝わる魔除けの意味合いを、柊の彫金装飾に、甲冑師の願いが込められています。
背景には、西陣織の袋帯に織り上げた風神雷神図を屛風に表装。
本仕立屏風のため、通気性も考慮した空洞の設計のため、とても軽く、出し入れの際にも便利な構造になっております。
鍬形;梨地仕上げ、蕨手 縅糸色遣い:刈安色、香色、海松色
※手づくりのため柄行や色調などが画像とは異なる場合がございます。
※屛風や飾り台など装飾品を含めた価格になります。
寸法:間口70㎝×奥行47㎝×高さ66.5㎝