KasaneFrameは、日本の伝統工芸品でもある雛人形の素材、技法を用い、そして日本の服飾文化でもある文様文化と色彩文化を取り入れて制作したインテリアウォールアートです。
美術工芸ともいえる雛人形の世界観までも、20㎜の厚みに閉じ込めた作品は、インテリアに彩りを、そして生活に潤いを与えます。
作品名:Kasane Frame(90) 鯛尽くし:紅緋色
丹後縮緬に友禅染めによる紅緋色の鯛尽くしを描いた背景。中央には古典の色遣い:襲(かさね)の色目:紅襲(くれないがさね)を配置。日本で波文様は、様々な世間情勢の例えとして表現されます。頑丈な鯛の鱗は守護を意味し、それを綺麗に描くのは波が穏やかであることの例えで、平和への願いが込められています。
日本では緋色(赤色)を最強の魔除けの色として様々な行事などに用いられてきた一方で、人生の節目や、新たなスタートを切る儀式などの演出としても、このような縁起の良い色や柄を設えとして用いることが出来ます。ちなみに、江戸時代、贅沢禁止令により男性は着物の裏を派手にしてお洒落した「裏勝りの美学」に使用された絵柄でもあります。
作品の裏貼りには手漉き和紙「西ノ内和紙:菊池大輔氏」を使用し、裏貼りや縫製技法などは雛人形工房「桂雛」の技法を用い制作しました。卓越した職人の技術を集め、日本の色彩文化と文様文化を踏襲した作品になります。
古の日本人が育んだ
日本の文様と色彩文化
それらが表す意味を
贈られる人の
願いや想いを託す
Interior Wall Art「KasaneFrame」
Dimensions 93.5×38.3×6(㎝)
material 絹 木製額 和紙 アクリル
※受注生産のため制作に約1カ月いただきます。
※柄行が画像とは異なる場合がございます。
※画像の色味と実物とでは微妙な差異がでる場合があります。